2025年7月24日、東京都品川区のスタートアップ GoodBeer&Friends が、ブルワリー・飲食店・住民が三位一体で地域オリジナルビールを生み出す新サービス 「地域連携型OEM」 を発表しました。第1弾は 東京都葛飾区 と 千葉県柏市。地域のストーリーや特産品を活かしたクラフトビールづくりを、企画から販路開拓までワンストップで伴走する注目プロジェクトです。
目次
何が新しい? “みんなで作り、みんなで育てる”クラフトビール

GoodBeer&Friendsは「クラフトビールを地域でつくり、地域ではぐくむ」ことをテーマに、新たなOEMモデルを構築。従来はブルワリーや飲食店が個別に動いていた地域ビール企画を、“仕掛け人”として束ねることで、地域全体の想いを一本のボトルに凝縮します。
モデルケース:葛飾と柏で始動
- 葛飾区:下町文化を映す「のんべぇ」的な親しみやすさを打ち出したご当地ビールを計画。
- 柏市:地元食材やサッカー文化を掛け合わせた「まるかし」プロジェクトを進行中。
両地域とも、地域食材の活用やストーリー性ある商品設計で観光誘客と地元消費の両立を狙います。プロジェクトは年間を通じて複数バッチを醸造し、継続流通を目指すのが特徴です。
クラフトビール業界が抱える3つの壁
- 地域全体の想いを商品に落とし込めない
- ストーリー発信が弱く、魅力が届かない
- 販路と生産量のジレンマで継続性がない
GoodBeer&Friendsは、これらの課題をプレスリリースで整理し、「仕組み」を提供することで解決すると宣言しています。
GoodBeer&Friendsが提供する5つのサポート
- 事業戦略の立案:補助金活用まで含めたロードマップづくり
- 商品コンセプト提案:地域食材・文化を活かしたレシピ設計
- 販路設計・開拓:飲食店・小売・宿泊施設を巻き込む流通網
- ブルワリーマッチング:地域外の協力ブルワリーとも連携
- 販売促進&PR:SNS連動ツールで“共感型”プロモーション
これにより、短命で終わりがちだったご当地ビールをサステナブルに育てる土壌を整えます。
ビアなび的チェックポイント
- 地元愛×クラフトビールの好事例:地域活性や観光記事の切り口に最適
- 今後はOEM相談のできる拠点(タップルーム)も開設予定で、取材ネタが豊富
- 地域イベントやマルシェと絡めた販売計画も進行中。続報を要チェック!
クラフトビールファンはもちろん、地域振興に関わる自治体・団体にとってもヒント満載の試み。ビアなびでは、各地域ビールの完成&リリース情報を追いかけていきます。