しょうゆの製造や販売を手がける新潟県長岡市の会社が、新事業に乗り出しました。
【ホクショク HEISEI BREWING担当 佐藤雅史さん】
「こちらが醸造室になります」
長岡市に完成した新しい工場「HEISEI BREWING」。しょうゆの製造・販売を手がける「ホクショク」が運営しています。酵母の培養から、温度調節を徹底した発酵・醸造まで、2種類のクラフトビールを手掛けています。
ホクショクはワインや日本酒・クラフトビールなど、約2000種類の酒を販売する「酒屋平成堂」を運営しています。ここでクラフトビールの人気が高いことに目を付け、ビールの製造に乗り出したのです。
【佐藤雅史さん】
「もともと醸造の技術はしょうゆ造りを通してありまして、クラフトビールがここ数年、売り上げが非常に伸びてきているのがあります。やはり、オリジナルのビールを造れないのかという声も多々ありましたので」
初めて造ったのは「臥龍長生」。瓶には長岡市のランドマーク「長生橋」をイメージした龍が描かれています。すでに予約が殺到しているという「臥龍長生」のお味は?
【記者リポート】
「ビールの苦味と同時に、グレープフルーツのような風味。そして爽やかな味がして非常に飲みやすいです」
【佐藤雅史さん】
「クラフトビールに興味があって、あまり飲んだことがない方にこそ飲んでいただきたい。長岡に根付くような、長岡といったら「HEISEI BREWING」だというふうにイメージしていただけるような、そういう商品づくりを心掛けていきたい」
ホクショクは他に3種類のクラフトビールを開発していて、順次、県内外の酒店で販売するということです。