十和田市の道の駅「奥入瀬ろまんパーク」で民営化された飲食店2施設が29日、リニューアルオープンした。「奥入瀬ビール」と県産食材を使った石窯料理などを提供するレストランと、青森リンゴ専門店。初日から大勢の利用者でにぎわいを見せ、奥入瀬渓流や十和田湖の玄関口に位置する新たな観光拠点として人気を集めそうだ。
2施設は、市の指定管理を受けて十和田湖ふるさと活性化公社が運営していた旧奥入瀬麦酒(ビール)館と旧味蕾館。新年度からの民営化に伴い、現地法人として設立されたA―WORLD(同市、古里宣光代表)が新たに運営する。
旧麦酒館は「OIRASE BEER Brewery&Restaurant」(奥入瀬ビール ブルワリー&レストラン)の店舗名で、約25年にわたり造られてきた奥入瀬ビールの製造を継承。店内は下北産ヒバの一枚板のカウンターテーブルや津軽金山焼の職人手作りの石窯などを備え、ビールやピザ、同市特産のガーリックポークを使った肉料理などが味わえる。
旧味蕾館は「あら、りんご。青森ファクトリーショップ」に生まれ変わった。「あら、」は国内5店舗目で、焼き菓子などの製造拠点を担うほか、カフェやショップとしても楽しめる。
初日は三村申吾青森県知事や小山田久市長らが出席してセレモニーを行い、新しいランドマークに期待を寄せた。
古里代表は「A―WORLDには、青森のファンを世界に広めようという意味を込めている。共感し、参加してくれたスタッフと共にまい進していく」とあいさつした。
営業時間は、レストランは午前11時~午後5時(土日曜・祝日の前日は午後8時)、「あら、」は午前9時~午後5時。いずれも不定休。
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