京都醸造を代表する定番セゾン「一期一会」が、要冷蔵→冷暗所保管OKへ。伝統的な缶内二次発酵へのアップデートにより、味わいの深化と保存耐性を高めつつ、流通・取扱いのハードルを下げた“新しい定番”として9月末出荷分から順次切り替えられます。ビアスタイルはセゾン、ABV 5.0%。分類は製法上の理由により「発泡酒(麦芽使用比率95%以上)」です。
目次
ここがポイント

- 缶内二次発酵で酸素を極小化し、保存性・熟成の楽しみが向上。シャンパン同様、時間とともに味わいが深まります。
- 加熱殺菌に頼らず、フレッシュさ×扱いやすさを両立。常温(冷暗所)での流通が可能に。
- なぜ「発泡酒」表記?…二次発酵に用いる糖類添加が酒税法上の要件となるため(中身・味わいの方向性は従来どおり)。
商品概要(一期一会 / 京都醸造)

スタイル:セゾン
アルコール度数:5.0%
品目:発泡酒(麦芽使用比率95%以上)
原材料:麦芽、糖類、ホップ
保存:直射日光を避け冷暗所で保管
賞味期限:製造日から8カ月
切替時期:2025年9月末出荷分より順次(中身は従来と同一コンセプト)
販売:全国の小売・業務店、飲食店、自社オンラインショップ
※樽生は二次発酵ではないためビール/要冷蔵で提供。
テイスティングの方向性 & ペアリングの目安

ベルジャン酵母由来の果実味とスパイシーさに、ホップの柑橘・ハーブが調和。爽快でドライな飲み口は魚介、鶏料理、スパイス料理、フライまで幅広く合わせやすい一本。
ビアなび編集部コメント
クラフト beer の“要冷蔵の壁”を、伝統製法の復権で乗り越えた好例。小売棚や贈答、持ち運びでの扱いやすさが増す一方、缶内熟成の味の伸びしろにも期待。定番セゾンの新しい楽しみ方が広がりそうです。