宮城県亘理郡山元町の旧校舎を活用し、新たにクラフトビール醸造所を立ち上げた「Faló Brewing(ファロブルーイング)」。2025年10月28日付でビールおよび発泡酒の醸造免許を取得し、11月からの醸造開始、年内製品リリースを目指して本格的に動き出しています。地域の農産物や規格外作物を活用した“その土地ならでは”の味わいを追求しつつ、焚き火のように人が集まり語らう「コミュニティ拠点」としても機能する醸造所づくりが進行中です。
目次
立地とストーリー

山元町は宮城県沿岸部に位置し、山と海に囲まれた自然豊かな地域です。そんな地域にある 旧「坂元中学校」跡地 を活用して、醸造所が誕生しています。
この“廃校をブルワリーに再生”という発想には、地域の記憶や繋がりを活かしながら、地元に新たな賑わいや価値を生み出したいという想いが込められています。
醸造・製品づくりのこだわり

ブランド名「Faló(ファロ)」はイタリア語で「焚き火」を意味します。「焚き火を囲んで人が集い、語らい、楽しむように、ビールと醸造所も地域と人を温め、明かりを灯したい」というコンセプトです。
また、ミッションとして「ビールで明日をちょっとしあわせに」という言葉を掲げ、以下の柱を掲げています:
- 品質の追求とユニークなものづくり:代表は国内外の醸造所で経験を積み、国際品評会での受賞歴も。
 - ローカルを表現する:山元町の特産・規格外農産物を活用、使用済み穀物の再利用なども含むサステナブルな取り組み。
 - 人と地域をつなぐコミュニティの拠点:旧校舎という場所をリノベーションし、“ビールを飲む”以上の体験(集まり・交流・場)を提供。
 
今後の展開
醸造免許取得を受けて、醸造設備が正式稼働に向けて動き始めています。醸造は2025年11月から、製品は年内リリースを目指しています。販売やイベント、タップルームオープンなどの詳細は、今後インスタグラムなどで順次発表される予定です。


