宇野千代の精神を継ぐ「CHIYO」プロジェクト第2弾
東京工科大学デザイン学部の学生たちが手がけた新クラフトビール「Yachiyo(ヤチヨ)」が誕生。
大田区ゆかりの作家・宇野千代の世界観を継承したブランド「CHIYO」の第2弾として開発された本商品は、学生ならではの自由な発想から生まれた“苦味のない新感覚ビール”。
3種のホップアロマと副原料・緑茶が織りなす繊細で上品な味わいが特徴の、地域連携プロジェクトです。
「Yachiyo(ヤチヨ)」とは

「Yachiyo」は、東京工科大学デザイン学部の学生が地域企業と連携して開発したクラフトビールで、**既存ブランド「CHIYO」**のコンセプトを次世代に継ぐ第2弾商品です。
「CHIYO」は、大田区ゆかりの作家・**宇野千代(うのちよ)**への敬意から誕生したブランドで、彼女の作品や生き方が持つ「日本的な美意識」や「凛とした女性像」をテーマにしています。
「Yachiyo」という名前は、「千代に八千代に」という言葉に由来し、永く続く伝統や文化の継承を象徴。
学生たちはこの言葉に“時代を超えて愛される日本の美”という想いを込め、現代の感性で新しいビール像を描き出しました。
“苦味のない”新感覚クラフトビール
従来のビールの苦味を抑え、3種類のホップが織りなすアロマの層と、緑茶の上品な香りが見事に調和。
口当たりは軽やかで、苦味の代わりに心地よい甘みと爽やかさを感じられる味わいに仕上がっています。
「ビールが苦手な人にも楽しんでもらえるクラフトビール」を目指した、学生ならではの自由な発想が光る一本です。
学生主体の“地域連携×実践デザイン教育”
本プロジェクトは、地域企業と協働して実際に商品化まで行う実践的なデザイン教育プログラムの一環。
学生たちは、
- 大田区の地域資源や文化のリサーチ
- 商品コンセプト設計
- 味覚構成・レシピ提案
- ネーミング・パッケージデザイン
- 販促物やビジュアルツール制作
といった全工程を担当しました。
「デザイン=見た目」ではなく、「地域の想いをかたちにする」総合的なブランド構築を学ぶプロジェクトとしても注目を集めています。
「Yachiyo」に込められた想い

「Yachiyo」は単なる学生発のビールではなく、地域文化と若者の創造力が出会う場所として誕生しました。
宇野千代の「美しく生きる」という思想を現代的に再解釈し、緑茶やホップの香りに“日本らしさ”を表現。
その一口一口には、伝統と革新のバランスを楽しむ新しいクラフトビール文化への挑戦が込められています。
プロジェクト概要

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 商品名 | Yachiyo(ヤチヨ) |
| ブランド | CHIYO(第2弾) |
| 開発 | 東京工科大学 デザイン学部 |
| 協力 | 大田区地域企業 |
| 特徴 | 苦味を抑えた新感覚ビール/3種のホップアロマと緑茶の香り/和の調和 |
| コンセプト | 宇野千代の美意識を継承し、地域文化を未来へつなぐクラフトビール |

学生コメント

「“苦くないビール”を目指したのは、より多くの人に親しんでもらいたかったから。緑茶を取り入れることで、和の心を感じる香りとまろやかさを表現しました。」
(東京工科大学 デザイン学部 学生コメント)


