2021年、約200%(※1)の市場急拡大で盛り上がりを見せるクラフトビールの人気を決定づけた今年のヒット商品が、キリンビールの「スプリングバレー 豊潤<496>」だ。発売から約半年で出荷数100万ケース(※2)を達成し、クラフトビール市場の急拡大をけん引。コレを飲まずして、2021年は終われない! 今まさに飲むべき一本の魅力をお伝えしよう。
※1:2021年1-10月国産クラフトビール販売数:出典:インテージSRI+(業務用酒販店含む)2021年11月キリン調べ(クラフトビール市場:大手5社以外の国産ビールに加えて、大手5社でクラフトビールと訴求している国産ビールをクラフトビールとして商品選定を行っています)
※2:キリンビール出荷実績(大びん換算)2021年10月キリン調べ
キリン
スプリングバレー 豊潤<496>
税込実売価格272円(350ml)/363円(500ml)
「キリンラガービール」の約1.5倍の麦芽と、厳選した4種類のホップを贅沢に使用。ホップを7日間漬け込む「ディップホップ」製法により、豊潤な味わいとすっきりとした後味、ふわとろの泡を実現させた。
【この3人で検証しました】
GetNavi編集長/川内一史(左)
雑誌『GetNavi』を率いる。“酒=ビール”のビール好きだが、定番の味で満足するためクラフトはあまり飲まない。保守的なビール党。
GetNavi編集部 AV担当/松山葉南(中)
ビールは飲み会などの乾杯で嗜む程度。とはいえお酒は好きで、カクテルや果実酒、日本酒をよく注文する。
フードライター/中山秀明さん(右)
クラフトビール大好き人間。ブルワリーに取材することも多く、取材を通じて奥深い魅力に触れてきた。
クラフトビールのイメージがガラッと変わる!
誰もが納得するおいしさを実現
川内「『スプリングバレー 豊潤<496>』が超売れているとは聞いていたんですが、ビールに関してはあまり冒険しないタイプなので、ついいつもと同じ定番銘柄に手が伸びてしまっていました。ですが、今日飲んで納得。これはマジでウマい! “個性的で気難しそう”というクラフトビールのイメージがガラッと変わりました」
松山「フルーティな香りと柔らかい飲み口が印象的で、リッチな甘味も感じますね。普段あまりビールを飲まない私でも、親しみやすくてすごく好きな味です」
中山「種類が豊富なクラフトビールのなかで、『スプリングバレー 豊潤<496>』は王道のスタイル。華やかな香りや豊かなコク、印象的な苦味が特徴ですが、一方で余韻の爽快感も抜群ですよね。バランスが良く、誰でもおいしく感じる味の設計になっています」
川内「僕はゴクゴク飲めるビールが好きなので、クラフトは手が出にくいんです。でもこれはイイ! 味も香りも力強いですが、重たすぎず後味はすっきり。これがバランスの良さですかね」
中山「麦芽をたっぷり使ってコクを深め、4種類のホップで香りや苦味を付けています。そこで活用されているのが、キリン独自の『ディップホップ』という製法。これにより、鮮烈でありながら温和な香りを実現しているんです」
松山「『ディップホップ』は通常の製法と何が違うんですか?」
中山「一般的にホップを投入するタイミングは2つあり、1つは麦汁煮沸の終了直前。『レイトホップ』といい、穏やかな香りを付けられます。もうひとつは、煮沸した麦汁を発酵、貯蔵するときに入れる『ドライホップ』。貯蔵時に入れることで刺激的な香りを生み出せます。それに対し『ディップホップ』は両者の中間、発酵工程のときにホップを入れて7日間漬け込みます。つまり2つの良いとこどり。簡単そうに聞こえるかもしれませんが、発酵工程は品質管理が難しく、ホップを添加するのは至難の業。多くの醸造家が取り入れたいと夢に見ながらも手を出せなかった製法で、海外の醸造家には“クレイジー”とまで言われたそうです」
川内「なるほど! 良いとこ取りをしているから、味に個性を感じるのにスッと飲めちゃうんですね」
ここで、おいしさへのこだわりをチェック
1.世界的にも珍しい「ディップホップ」製法を採用!
発酵工程でホップを投入し7日間漬け込むという、革新的な製法を採用。ビール醸造の常識では考えられない製法であり、この実現を支えたのは、長年のビール造りによって培われた高い技術力と情熱だ。
2.厳選ホップと1.5倍量(※3)の麦芽を惜しみなく使用!
世界中から厳選した4種類のホップと、約1.5倍(※3)もの量の麦芽を使用。さらに全体の温度を徐々に上げる「インフュージョン」方式で麦芽を糖化し、濃厚な味わいとすっきりとした後味を両立している。
※3:キリンラガービール比
3.ビールづくりへの情熱を感じる「試験醸造250回(※4)以上」!
完成までにかかった歳月は、なんと10年。しかもその間に行われた試験醸造の回数は250回(※4)にものぼった。開発期間や試験回数だけを見てもクレイジーで、醸造家の夢が詰まったビールといえよう。
※4:本品の特徴である製法の開発にかかった試験醸造の回数
川内「すっかり1缶空いちゃいましたよ」
松山「早いですね! でも私もいつもより自然と杯が進んでます。あと、注いでから時間が経ちましたが、泡がまだしっかりあります」
中山「クリーミーで持ちの良い泡も製法の特徴なんです」
川内「泡の良し悪しは、ビールのおいしさだけじゃなく気分にも影響を与えるもの。これだけクリーミーだと気分がアガります!」
松山「注ぎ慣れていない私でも、キレイな泡ができました! 予想以上に簡単で、家でもできそう。缶とグラスで飲み比べてみると、泡の質感や香りのボリュームが違ってビックリ! 五感をフルに使っておいしさを存分に味わえる気がします」
ビール通直伝! おいしさをさらに引き出す「2度注ぎ」の極意
1.缶は口が小さく、魅惑的な香りが鼻に届きにくくなるためグラスは必須。アロマをよりしっかりと受け止めるには、口が広いタイプを用意しよう。ワイングラスもオススメ。きれいに洗って冷やしたグラスに、あえて泡が立つようにして注ぐ。グラスの約1/3まで泡で満たしたら、泡の粒が落ち着くまで数十秒待とう
2.缶の飲み口がグラスの縁に付くように当て、今度は泡を立てないようにできるだけやさしく注ぐ。グラスの内側に沿わせるように注ぐのがコツだ
3.最後はグラスの上部まで、やさしく一気に注ぐ。泡でフタをすることで炭酸ガスが抜けにくく、最後のひと口まで爽快なおいしさを楽しめるようになる
松山「今日はおつまみが豊富ですが、どんな料理が合いますか?」
中山「香味バランスが良いので、肉や魚、野菜、炭水化物と何にでも合いますよ。なかでもチーズなどの乳製品、トマト系のうまみや酸味が豊かな料理、甘味のあるソースには特にマッチします」
川内「チョコレートなどの甘いものはどうですか?」
中山「いいですねー!『スプリングバレー 豊潤<496>』には甘やかなコクがあるので、スイーツにもよく合うんですよ」
川内「これからパーティシーズンですが、前菜からメインにシメ、食後のスイーツまで、これ一本でずっといけますね。僕はこの年末年始、『スプリングバレー 豊潤<496>』で決まりです!」
松山「缶が華やかなデザインで、パーティの差し入れにもピッタリですし、ふわとろの泡でリッチな気分にもなれます。『ビールが飲みたい』ではなく、『“スプリングバレー 豊潤<496>”が飲みたい』と、指名買いしたくなるビールだなと感じました」
中山「山深い僕の実家のコンビニでは今までクラフトビールが手に入りませんでしたが、『スプリングバレー 豊潤<496>』のおかげで一変。身近なお店でこの味が手に入るのはうれしいですね。年末に帰省したらこの一本でお祝いしますよ。では改めて、乾杯!」