サクラ香る一杯に 羽田のビアレストラン「羽田スカイブルーイング」で仕込み式

陽光桜ビールの仕込み作業をする出席者=5日、東京都大田区で
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東京都大田区羽田空港近くのビアレストラン「羽田スカイブルーイング」で5日、愛媛県東温(とうおん)市で生まれたサクラの新品種「陽光桜」を活用したクラフトビールの仕込み式が開かれた。ほのかにサクラの葉が香るように仕込んだビールは3月中旬ごろの発売を目指している。

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陽光桜は、東温市の元教員・高岡正明さんが、教え子を戦地に送り出したことを悔い、鎮魂と平和への願いを込めて品種改良をしたことから「非戦のサクラ」と呼ばれる。
正明さんの子息である遠赤青汁の高岡照海社長(79)はサクラを活用したお茶などを地元産品として商品化してきた。高岡社長は「羽田でビールとコラボできるとは感激だ。地域の活性化にもなる」と話した。

昨年11月、全国の信金でつくる「よい仕事おこしネットワーク」(事務局・城南信用金庫)と東温市が包括連携協定を結んだのを機に、実現に向けて動きだした。国産素材にこだわって330ミリリットル瓶で450本分をつくり、1本850円前後で発売する。
店舗を運営する大鵬(大田区)の大屋幸子社長は「サクラが咲くころに、明るくなれるビールをお届けできたら」と意欲を話した。

東京新聞 TOKYO Web
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