厳選クラフトビール、全国の30種そろう 福島に専門店15日開店

「クラフトビールの奥深さを伝えたい」と語る細谷さん
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クラフトビールに特化したビアバー「津軽麦酒(ツガルビア)」が15日、福島県福島市新町にオープンする。県内では珍しいクラフトビール専門店で、東北地方をはじめ全国各地の醸造所(ブルワリー)から厳選した約30種類を取りそろえる。

「クラフトビールの奥深さを伝えたい」と語る細谷さん

「クラフトビールの奥深さを伝えたい」と語る細谷さん

ビールはたるや瓶、缶で仕入れ、サーバーや冷蔵庫から商品を選んで味わってもらう。各醸造所の定番銘柄や果物などを使った季節限定の商品を入荷状況に応じて入れ替え、年間を通して多彩なビールを提供する。価格は1杯(ハーフパイント、265ミリリットル)780円から。軽食も用意し、フードメニューは順次増やす。

また将来的に酒類の販売業免許を取得し、瓶や缶ビールの小売りを目指す。

店主の細谷正孝さん(28)は青森県出身。大学卒業後に縁あって福島市で会社員生活を送っていたが、飲食店開業の夢が膨らみ、ビアバーなどで経験を積んだ。2020年9月から約1年半は半田銀山ブルワリー(桑折町)で働き、醸造の一部を担当した。

県内ではビールの醸造所が年々増加し、味や香りの多様性があるクラフトビールの人気が高まっている。同店では福島路ビール(福島市)や南会津マウンテンブルーイング(南会津町)などが震災の復興支援への感謝の気持ちを込めて仕込んだビールも取り扱う。

細谷さんは「福島の周りの人たちに助けられ、オープンに至った。誰でも気軽に立ち寄れるお店にし、クラフトビールの奥深さを伝えたい」と意欲を見せる。

津軽麦酒 住所は福島市新町4の32、丸石ビル1階。カウンター10席、6人掛けテーブル2卓のほか、立ち飲みスペースもある。営業時間は午後2時~同10時。不定休。電話090・1939・9287。

福島民友新聞社
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