ウクライナ情勢の緊迫化などの影響で小麦の国際価格が上昇する中、輸入した小麦を使っている茨城県大洗町のクラフトビールの工場も先行きを懸念しています。
茨城県大洗町にあるクラフトビールの工場では、原料の1つとして輸入した小麦を使っています。
工場によりますと、小麦の仕入れ先からは世界的なコンテナ不足などによる物流コストの上昇によって、値上げを通知されているということです。
こうした中、ウクライナ情勢の緊迫化でロシアやウクライナからの供給不安が広がり、国際価格が押し上げられていることが追い打ちとなって、この工場では、さらに仕入れ価格が上がってしまうのではないかと懸念しています。
この工場は去年秋にオープンしましたが、新型コロナの感染拡大による観光客の減少で厳しい状況が続いていて、小麦の仕入れ価格の高騰が深刻化した場合は商品の値上げも検討せざるをえないということです。
代表の風間智さんは「原材料高への不安が続いています。国際情勢と新型コロナが早く落ち着くことを願っています」と話していました。
小麦の国際価格上昇 クラフトビール工場も先行き懸念 茨城 | NHK
【NHK】ウクライナ情勢の緊迫化などの影響で小麦の国際価格が上昇する中、輸入した小麦を使っている茨城県大洗町のクラフトビールの工場…