クラフトビールをそろえたレストラン「KOGANE」(コガネ)が、兵庫県姫路市西二階町の大手前通り沿いにオープンした。夏には醸造設備も導入し、播磨地域の素材を使ったビール造りを始める。姫路城を望むオープンテラス席も設け、店主らは「大手前通りで仕込んだビールを、お城を見ながら飲んでもらいたい」と心待ちにしている。(安藤真子)
同店を開いたのは、1級建築士の梶原伸介さん、ジビエ料理店「Spoon」(スプーン)=同市東雲町=を営む飯田祐作さんら。
現在は、大阪市のクラフトビールメーカー、上方ビール製の「コガネオリジナル」(600円から)などをそろえ、営業。早ければ8月にも醸造所を店内に開設する。「暮らしに溶け込むビール」をテーマに、自前のクラフトビールを仕込み、秋をめどに出来たてを客に提供する。
原料となるホップは、播磨一円の家庭などで栽培し、ビールを造るプロジェクト「はりまグリーンラボ」から調達する予定。大手前通り沿いのクスノキやイチョウの酵母に加え、姫路の老舗酒蔵ヤヱガキ酒造が仕込みに使う林田川の源流水を使う計画もあるという。
梶原さんは「醸造から空間づくりまでこだわった店にしたい。売り上げの一部は、子どもの居場所づくりなど地域に還元できれば」と話している。
月曜定休。午後3時~午後9時。同店TEL079・280・5910
姫路城眺め、こだわりの一杯を クラフトビール味わえるレストラン開業
クラフトビールをそろえたレストラン「KOGANE」(コガネ)が、兵庫県姫路市西二階町の大手前通り沿いにオープンした。夏には醸造設備も導入し、播磨地域の素材を使