ごみを資源化するサステナ・ブルワリーからの完全循環型クラフトビール誕生
RISE & WIN Brewing Co.(株式会社スペック)は2021年9月より導入した資源循環システム『reRise(リライズ)』を活用した初の完全循環型クラフトビールの製造に成功しました。この完全循環型クラフトビールを『reRise beer (リライズビール)』と名付け、2022年10月より新たなラインナップとして正式販売を開始いたします。今後この『reRise beer (リライズビール)』は当社クラフトビール製造におけるプラットフォームとなり、サーキュラーエコノミーを実現する為にKAMIKATZビールの全てのラインナップでの採用を目指します。
reRise(リライズ)とは
reRiseの語源は「再起・再興」。私たち「RISE & WIN」が造った言葉で、上勝で実現したい循環型社会の世界を表す名称です。今回は、ビール工場の廃棄物を液肥にして原料(麦)の栽培をするという循環を作りましたが、上勝町には生ごみの課題以外にも、オムツ問題、ごみの回収問題、リサイクルできていない残り20%のごみなど、他にも解決していきたい課題が多くあります。私たちは課題を解決するテクノロジーを持つ企業や団体と協働し、上勝に魅力的な循環型社会(サーキュラーエコノミー)を作っていきたいと考えております。
完全循環型クラフトビール reRise beer (リライズビール)について
第一弾として、工場から出てくる「モルトかす」「濃度の高い排水」等を乳酸菌とアミノ酸を主体とした液体肥料に微生物分解することで、これまで廃棄されていた生ごみ残渣を資源化することが可能になりました。2021年よりその液肥を使ってビール原料である麦の栽培を同社醸造所の位置する徳島県上勝町にてスタート。町内において栽培・醸造・販売・廃棄物利活用のサイクルを実現しました。製造過程から出る廃棄物の課題は、ゼロ・ウェイストを理念とする「RISE & WIN Brewing Co.」にとって避けては通れない課題であり、自分たちが排出する廃棄物を無駄にすることなく有効活用し、ごみを資源化するサステナ・ブルワリーとして、サーキュラーエコノミー実現に向けた活動をこれからも広く展開する予定です。
2022年10月 メタバースを活用した受付販売開始
reRise beer のリリースに際し、この度『メタバース』空間(企画制作:株式会社alphaspace,シンビオシス株式会社)を新たな販売手段として採用することとなりました。このメタバース空間でメンバーシッププログラムの実施をはじめ、様々なサービスを展開していく予定です。
徳島県上勝町で2003年より始まった上勝ゼロ・ウェイスト宣言のもと作りあげられた資源循環型システム(reRise)を、メタバースを活用した体験型HPで日本国内外多くの方々に体感いただくことを目指します。今後Web3.0による限界集落からの地域活性化計画も取り入れ、DAOなどの新しいコミュニケーション手段の活用、ゼロ・ウェイスト、サーキュラーエコノミーの未来像などをメタバースを通して、”見て学ぶから体感して楽しみながら学び取り組む”を広めていきます。
関連会社情報
RISE & WIN Brewing Co.
(株式会社スペック)
URL https://kamikatz.jp/
株式会社alphaspace
URL https://www.alphaspace.co.jp/
シンビオシス 株式会社
URL https://www.symbiosis-inc.jp/