羽田ブルワリー(株式会社羽田麦酒)が、東京工科大学デザイン学部の学生と産学連携で開発したオリジナルクラフトビール「包(ほう)」を発売しました。コンセプトは“蒲田の包容力”。鰹節・昆布・椎茸の出汁を副原料に用い、まろやかな旨みを纏ったアンバーエールです。発売は2025年9月24日(水)から、同社オンラインショップと都内店舗での数量限定展開。価格は330ml/税込770円。
ビールの見どころ

街の“包容力”を味で表現
多様な文化を受け入れる蒲田をテーマに、学生チームが企画・ネーミング・味設計・ラベルまで担当。上面発酵のアンバーエールをベースに、出汁の旨みが麦芽の甘みと重なり、苦味をやわらかく包み込む設計です。炭酸は中程度のきめ細かい泡で、温度変化による香りの移ろいも楽しめる一杯。
商品スペック

スタイル:アンバーエール(上面発酵)
原材料:麦芽、出汁(鰹・昆布・椎茸)、ホップ、はちみつ
容量:330ml/ABV 5%
価格:770円(税込)
製造:株式会社羽田麦酒 羽田ブルワリー(東京都大田区)
※数量限定発売(2025年9月24日~)
どこで買える?
HANEDA BREWERY ONLINE SHOP(EC)
brew lounge 市ケ谷(千代田区九段北)
いずれも数量限定のため、在庫は要チェック。
ラベル&デザインのポイント
丸みを帯びた「包」のロゴと、出汁の旨みや多様な個性が交じる街のイメージをグラデーションで表現。味の着想からパッケージまで一貫した“包容力”の物語が通底しています。
テイスティングのイメージ(編集部メモ)
香り:麦芽のキャラメル感に、出汁由来の旨みがふわり。
味わい:ほの甘いモルトを中心に、苦味は丸く余韻はやさしい。
ペアリング提案:焼き鳥(塩)、だし巻き、関東風おでん、和風ハンバーグなど“旨み×甘香ばしさ”の料理と好相性。
開発ストーリー(産学連携)
学生チームは約3か月の検討・試作を重ね、副原料案から販促品までを提案。蒲田の街への愛着と学びを“味とデザイン”に落とし込み、初の製品化体験につなげました。
リリース元

株式会社羽田麦酒(羽田ブルワリー)
2014年開業のOEM特化型受託生産ブルワリー。自社ブランドのクラフトビールや、2020年からはクラフトジン製造も展開。
まとめ
“出汁×アンバーエール”という日本ならではの表現で、街の物語を一杯に封じた「包」。秋の食卓とも寄り添う包容力ある味わいを、在庫のあるうちにぜひ。