かつて“呑んべぇのまち”としてにぎわった葛飾に、もう一度火を灯したい。新小岩「トリサカバ ハイカラ」店主・大野太陽さんが立ち上げた「葛飾呑んべクラフトプロジェクト」は、はしご酒の文化で飲食店を盛り上げ、職人が正当に評価され、ひととお金が巡るまちをつくる挑戦です。クラフトビールを軸に、街歩きイベント「葛飾呑んべはしご横丁2026 in 新小岩」や、将来的な醸造所設立まで見据えた壮大な構想。その想いと具体策、支援のしかたをまとめてご紹介します。
葛飾にもう一度、酒と人情の灯を

「子どもの頃、近所の居酒屋でご飯を食べさせてもらった」。大野さんの原風景は、ふところの深い人と人の距離の近さ。働き手が汗を流し、夜は“パッと飲んで帰る”粋なのんべぇ文化――。変わりゆく時代の中で、その温度を現代の形にアップデートして残したい。だからこそお酒、そして多くに愛され自由度の高いクラフトビールを旗印に選びました。
プロジェクトのコアにある3つの目標

- 現代の“呑んべぇ”を増やす:はしご酒の楽しさを再発見し、街の飲食店を回遊で元気に。
- 職人へのリスペクトを取り戻す:クラフト=クラフトマンシップ。ものづくりの誇りが伝わる文化を。
- ひととお金が巡るまちへ:来訪が増え、雇用が生まれ、また来たくなる“居心地の良さ”を育む。
動き出している2つのアクション
1)「葛飾呑んべクラフト」を醸造

“呑んべぇの共通言語=お酒”。まずは街のアイコンとなるクラフトビールづくりから。
3つの味わい(順次リリース予定)
- 白:いまの定番に近いすっきり系。ビール初心者や軽快さが好きな方に。
- 黒:炭火の香ばしさを思わせるコク。焼鳥・もつ焼きとの相性抜群。
- 赤:白と黒の中間。バランス良く、しっかりとアルコール感を楽しめる。
※あえてハイアルコール設計で、かつての“粋にサッと飲む”美学を現代に再解釈。
2)街回遊イベント「葛飾呑んべはしご横丁2026 in 新小岩」
イベント期間中、対象店舗で「葛飾呑んべクラフト+お店自慢のおつまみ」セットをお得に楽しめるチケット制のはしご酒イベント。来るたび異なる味わいと人情に出会える仕掛けです。
- 開催期間:2025/12/19(金)〜 2026/6/30(火)
- 会場:新小岩エリア
- 対象店舗(抜粋・50音順):彩波/一六八/炎丸酒場 新小岩北口店/カラオケスナック マリオン/蕎麦バル にりんしゃ/ちょいおでん 新小岩店/トリサカバ ハイカラ/ビールバー クラウド/BU-TON/和食居酒屋 飯Chan/和Pizzeria〜つむぎ〜 ほか(随時追加)
これから動く4つの計画
- アイテム展開:ステッカー・Tシャツなど“参加の証”を日常に。
- 地域コラボ:映画・キャラクター等と連携し、葛飾の魅力を広域に発信。
- 醸造所の設立:街なかで造り、雇用も生む“地のビール”へ。
- エリア拡大:新小岩から区内各地へ。点を線に、線を面に。
支援(リターン)と参加方法
1)かつしかプレミアム付呑んべチケット(クラファン経由が最もお得)
- イベント対象店舗で「葛飾呑んべクラフト+おつまみ」セットをお得に楽しめます。
- 現地購入は1枚1,200円。クラファン経由の方が割引率が高い設定。
- 複数人での共同購入がさらにお得。常連仲間やグループ参加に最適。
2)葛飾呑んべクラフト 配送
- 遠方の方に向けて、ご自宅で街の息吹を。
- ※提供環境整備中。公開をお楽しみに。
3)ただただ応援プラン
- 名義掲載など“想いで支える”参加も歓迎。
購入~利用の流れ
- クラファンページで支援(=チケット購入)
- 期間中に「トリサカバ ハイカラ」でチケット受け取り
- 対象店舗でセットを満喫!

クラファン実施期間(チケット販売期間)
2025/10/31(金)〜 2026/1/17(土)
※2026/1/18以降の販売は決定次第告知
店主・大野太陽さんの言葉に宿る“まち起こし”の本気
- 原体験:お腹を空かせた少年に手を差し伸べた街の大人たち。
- 誓い:「受けた恩を返したい」。呑んべぇ文化を現代版にはしご酒として蘇らせる。
- リスペクト:大量生産ではない“職人の手仕事”を、ビールと食で可視化する。
- 経済循環:飲みに来る理由(=クラフトビールと個店の個性)を増やし、人流とお金の流れを生み出す。
こんな人におすすめ
- チェーン店では味わえない個店のこだわりを楽しみたい
- ビール×街歩きで、知らない名店と出会いたい
- 職人・生産者の想いに投票(=注文)したい
- 葛飾を“また来たくなる街”にする手助けがしたい
ご注意
- チケット有効期間:2025/12/19(金)〜 2026/6/30(火)
- 20歳未満の飲酒不可・飲み過ぎにご注意
- スケジュールや内容は変更となる場合があります(随時告知)
まとめ
クラフトビールは“飲むプロダクト”であり、同時に“街のメディア”でもあります。グラスを片手に店から店へ歩けば、職人の手仕事、店主の物語、常連の笑顔に出会える。「呑んで、笑って、まちに元気を」――葛飾らしさ全開のこの挑戦に、ぜひ一杯で参加してみませんか。


