音楽・ファッション・農業……クラフトビールの「越境」が止まらない【2026年6月11日】

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ファッション×ビール、音楽×ビール、耕作放棄地×ビール、森×ビール——クラフトビールはいま、業界の壁を越えて様々な文化やストーリーと融合している。2026年6月11日(木)、今週のクラフトビールシーンを彩る注目ニュースを一挙まとめてお届けする。

目次

🎵 音楽とビールが渋谷で融合。「TEN DAYS AFTER」タワーレコードビアから発売中

https://towershibuya.jp/news/2026/06/05/229949
引用元:https://towershibuya.jp/news/2026/06/05/229949

音楽ショップ大手・タワーレコードが渋谷店6階にオープンした「TOWER RECORDS BEER 渋谷店」。2月の開業以来、多彩なコラボレーションビールを展開してきた同店が、今度はTDM 1874 Breweryとのコラボビール「TEN DAYS AFTER」を6月6日(土)から販売開始している。

コンセプトは「60年代のブルージーなロックをホップで表現する」という意欲的なもの。ブルージーな深み、ロックの力強さ、そして60年代特有の温かみある空気感——これらをホップの組み合わせと醸造技術によってビールの中に落とし込んだ一杯だ。

🍺 TEN DAYS AFTER 概要
醸造:TDM 1874 Brewery
コンセプト:60年代のブルージーなロックをホップで表現
販売場所:TOWER RECORDS BEER 渋谷店(タワーレコード渋谷店6F)
販売開始:2026年6月6日(土)〜

音楽を聴きながらビールを飲むという体験をさらに深める、タワレコならではのユニークな発想のコラボ。渋谷を訪れる際はぜひ立ち寄って、「あの時代の音」を一口で感じてみてほしい。

👗 パリのモードがグラスに注がれる。アニエスベー「b. BEER」第三弾、フランス産ホップで登場

フランス発のファッションブランド「アニエスベー」が、オリジナルクラフトビール「b. BEER」の第三弾を2026年6月6日(土)に発売した。昨年に引き続き、山梨県の実力派クラフトブルワリー「Far Yeast Brewing(ファーイーストブルーイング)」で醸造されている。

今回の第三弾の最大の特長は、日本国内でも珍しいフランス産ホップを中心に複数のホップを使用した点だ。赤いベリーやハーバルなニュアンスを感じるフルーティーで奥行きのある香りが特長。スタイルはドライでキレのあるラガータイプに仕上げられており、クラフトビール初心者でも親しみやすい飲み口になっている。

アニエスベーが大切にする「自然との共生」「日常を美しく楽しむ精神」がそのままビールになった一本。単品、4缶セットのほか、アニエスベーロゴ入りビアグラスとのセットパッケージも展開する。カフェショップでのイートインにも対応している。

✨ b. BEER 第三弾 スペック

  • スタイル:ラガータイプ
  • 使用ホップ:フランス産ホップ(希少)を中心に複数種
  • 香り:赤いベリー、ハーバルなニュアンスのフルーティーな香り
  • 飲み口:ドライでキレのある仕上がり、初心者にも親しみやすい
  • 醸造:Far Yeast Brewing(山梨県)
  • 発売日:2026年6月6日(土)
  • 販売形態:単品・4缶セット・ビアグラスセット

🍊 捨てられるはずだった果実が、夏の一杯に。「Oriental Citrus Ale」小田原から誕生

Oriental Citrus Ale

神奈川県小田原市を拠点とする株式会社栄屋製パンが、地域の農業問題とクラフトビールを掛け合わせたユニークな一本を6月9日に発売した。その名も「Oriental Citrus Ale」。

主役の素材は、神奈川県オリジナル柑橘「湘南ゴールド」の規格外品。耕作放棄地の再生に取り組む小田原のシニア団体と協働し、本来は廃棄されてしまう傷あり・サイズ外の湘南ゴールドをアップサイクルしている。農薬不使用で育てられた果実を自分たちの手で切り出し、皮も果汁も余すところなく全量使用。1回の醸造で約500kgの果実を投入するという規模感だ。

さらに青花椒を隠し味に加え、グラスに注いだ瞬間から漂うオレンジの爽やかな香り、口に含んだときの柑橘のジューシーさ、飲んだ後に鼻に抜ける余韻まで、徹底的にシトラスを追求した味わいに仕上がっている。

🌿 Oriental Citrus Ale サステナポイント

  • 小田原の耕作放棄地で収穫した無農薬湘南ゴールドを使用
  • 規格外の廃棄予定品をアップサイクル、皮・果汁ともに全量利用
  • シニア団体との協働による地域農業の活性化に貢献
  • 梅雨から夏にかけて楽しみたいシトラスエールに仕上げた

🌳 ビールを贈るたびに、森が育つ。「和の森エールギフトセット」が初の寄付実績を報告

和の森エールギフトセット

建設業を営む和建設株式会社が展開するクラフトビールギフト「和の森エールギフトセット」が、昨年のスタートから初めて売上の3%を森林保全基金へ寄付した実績を報告した。2026年5月時点での寄付額は10,109円。「協働の森パートナーズ協定」の協賛金へ上乗せ寄付するかたちで、実際に森林保全の活動資金となっている。

「ビールを贈って、森を育てる」というコンセプトが象徴するように、このギフトセットはビールを飲む・贈るという行為が自然環境の保護と直接つながる設計になっている。父の日のギフトシーズン真っただ中のいま、購買の1本がどこかの森の木を育てるというストーリーは、贈る側にも贈られる側にも特別な意味を与えてくれる。

🎁 和の森エールギフトセット 概要

  • 仕組み:売上の3%を森林保全基金へ寄付
  • 寄付先:協働の森パートナーズ協定
  • 初回寄付実績:10,109円(2026年5月)
  • 発売元:和建設株式会社
  • おすすめ用途:父の日ギフト・SDGsに共感するビール好きへ

🎪 今週末(6/13〜14)見逃せないイベント情報

ニッポンクラフトビアフェスティバル in すみだ 2026初夏

東京・錦糸町のすみだ産業会館イベントホールで、6月13日(土)〜14日(日)に「ニッポンクラフトビアフェスティバル in すみだ 2026初夏」が開催される。40銘柄以上の国内各地のクラフトビールが集結し、色・香り・旨みのバリエーションを思う存分楽しめるイベントだ。JR錦糸町駅南口から徒歩約1分の屋内会場で、空調も完備している。

同日開催の「ビアコン in すみだ 2026初夏」では、ビール好き男女100名以上が集まるクラフトビール×街コンも実施。パイナップルや柚子、日向夏などのフルーツビールが豊富に揃い、ビールが苦手という方でも楽しめるラインアップだ。

イベント名ニッポンクラフトビアフェスティバル in すみだ 2026初夏
開催日程2026年6月13日(土)13:00〜21:00 / 6月14日(日)11:00〜19:00
会場すみだ産業会館イベントホール(墨田区江東橋3-9-10)
JR錦糸町駅南口 徒歩約1分
ビール数40銘柄以上
同時開催ビアコン in すみだ 2026初夏(クラフトビール×街コン)

🍺 今週のまとめ:クラフトビールが「越境」する時代

今週のクラフトビールニュースに共通するキーワードは「越境」だ。ファッション、音楽、農業、環境保全——それぞれ全く異なる世界がクラフトビールを媒介に融合し、新しいストーリーを生み出している。

  • 🎵 タワーレコード×TDM 1874:音楽的感性をビールに翻訳した「TEN DAYS AFTER」
  • 👗 アニエスベー×Far Yeast:フランスのモードが希少ホップと出会った「b. BEER」第三弾
  • 🍊 栄屋製パン×シニア農家:廃棄柑橘をアップサイクルした「Oriental Citrus Ale」
  • 🌳 和建設:ビールの売上で森を育てる「和の森エールギフトセット」初の寄付実績
  • 🎪 今週末:ニッポンクラフトビアフェスティバル in すみだ(6/13〜14・錦糸町)

単においしいビールを作るだけでなく、それを取り巻くストーリーや社会的意義を込めること——そんなクラフトビールの可能性がいま、最も豊かに広がっている。

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