情熱のクラフトビール リンゴの香りやコーヒー豆使用、岐阜・飛騨市に醸造所オープン

情熱のクラフトビール リンゴの香りやコーヒー豆使用、岐阜・飛騨市に醸造所オープン
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岐阜県飛騨市内では初となるクラフトビールの醸造所「ヒダノオクブルワリー」が、同市古川町殿町にオープンした。飛騨市出身のオーナー兼ブルワー霜出悦生(よしみ)さん(38)=同町=が一からビール造りを学び、新型コロナウイルス感染拡大の影響を乗り越えて開業。霜出さんは「地域の素材を使ったレシピで、クラフトビールを身近なものにしたい」と意気込む。

霜出さんは100基のタンクで6種類のビールを造る。扱うのは一般的なビールのほか、リンゴの香りを付け足した「リンゴセゾン」、コーヒー豆を使った「コーヒーポーター」など。飛騨産のリンゴや薬草を使ったビールも開発中という。

新型コロナなどの影響で、当初の予定から半年以上遅れての開業となった。長年クラフトビールを愛飲してきた霜出さんは、水のおいしさに定評のある古里でビールを造ろうと、郡上市の醸造所で約1年間修業を積んだ。独立しようとしたところ、世界的な半導体不足のため、醸造に欠かせない大型冷蔵庫がなかなか届かず、ビール造りを始められなかった。

原材料も十分に確保できない状況が秋まで続き「本当に開業できるのか」と不安に襲われたこともあったという。空いた時間を生かし、困り事を解決する飛騨市の事業「ヒダスケ」に助っ人として何度も参加して人脈を広げ、取引先やレシピを増やした。11月にようやく準備が整い、製造免許を受けることができた。

初日の今月4日には約100人が訪れ、試飲や持ち帰りで味わった。霜出さんは「縁に助けられて開業できた。お客さんと話しているとビール造りのアイデアが湧いてくる。新しい香りや味を探求する」と語った。

年内は不定休で営業。問い合わせは霜出さん、電話070(8942)1820。

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情熱のクラフトビール リンゴの香りやコーヒー豆使用、岐阜・飛騨市に醸造所オープン | 岐阜新聞デジタル 岐阜県飛騨市内では初となるクラフトビールの醸造所「ヒダノオクブルワリー」が、同市古川町殿町にオープンした。飛騨市出身のオーナー兼ブルワー霜出悦生(よしみ)さん(...
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