シラカバ香る、美深の一杯を 未経験からビール醸造所 「地域に愛される拠点に」 /北海道

赤れんが倉庫のレストランで、シラカバの樹液が入ったビールを持つ「美深白樺ブルワリー」社長の高橋克尚さん=北海道美深町で
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美深町で、クラフトビール醸造所「美深白樺ブルワリー」社長の高橋克尚さん(49)が、シラカバの樹液を原料にしたビールを使って町ににぎわいを取り戻そうと奮闘している。「ビールを通じて美深を知ってほしい」。ビール造り未経験の元サラリーマンが、過疎化の進む町で新たな事業に挑んでいる。

赤れんが倉庫のレストランで、シラカバの樹液が入ったビールを持つ「美深白樺ブルワリー」社長の高橋克尚さん=北海道美深町で

赤れんが倉庫のレストランで、シラカバの樹液が入ったビールを持つ「美深白樺ブルワリー」社長の高橋克尚さん=北海道美深町で

人口約4000人の町の中心部に位置する築90年超の赤れんが倉庫にブルワリーはある。かつて農産物の保管に使われ、改装後もレトロな雰囲気が残る。ここで造られるビール全てに3%程度の樹液が使われている。

かつて美深町は林業で栄え、最盛期には人口約1万4000人だったが、その後人口流出が続いた。東京で生まれ育った高橋さんがそんな町に移り住むきっかけとなったのは、都内のIT企業で働いていた2017年9月、バイク旅行で町内のペンションに宿泊した際、住民の柳生佳樹さん(73)と出会ったことだった。

毎日新聞

 

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