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クラフトビールを関市から「プロジェクト」前進 試験用製造免許など取得

28日から販売するチャリティークラフトビール「空と麦と風と」

岐阜県関市発のクラフトビールを目指す「美濃関麦酒(ばくしゅ)プロジェクト」が、試験のための酒の製造免許を先月取得した。昨年11月に開設した同市若草通の中濃公設地方卸売市場内の事務所には、試験用の醸造設備を設置。今後は醸造所開設に必要な酒の製造免許取得を見据え、地元の農産物を取り入れたビールの開発を進める。

「地域の特産品を生かしたクラフトビールを開発したい」と語る淺井丈さん=関市若草通、中濃公設地方卸売市場内「地域の特産品を生かしたクラフトビールを開発したい」と語る淺井丈さん=関市若草通、中濃公設地方卸売市場内

プロジェクトは、同市の会社員淺井丈(じょう)さん(48)が代表を務める。数年前に茨城県の酒造会社のビール造り体験会に参加し、ビールの奥深さに魅了された。1年ほど悩んだ末、妻を説得し、昨年8月にプロジェクトを立ち上げた。

勤務先には副業を認めてもらい、週末を中心に活動する。ビール製造を委託する岐阜市の「岐阜麦酒醸造」で技術を学びながら月4、5回は「美濃関麦酒」の屋号で市内外のイベントに出店する。これまで関市上之保特産のユズを生かした「上之保ゆずエール」などを商品化。試験製造が認められたことで、「ブルーベリーやキウイを使ったビールにも挑戦したい」と意欲を燃やす。

先月には小売りの酒類販売免許も取得。これまで岐阜麦酒醸造に製造委託したビールをイベント会場で提供していたが、瓶詰め商品を持ち帰り用に販売することも可能になった。「家で飲んでみたいという声は多い。瓶を売れるのは大きい」と期待を込める。

28日からウクライナを支援するためのチャリティークラフトビール「空と麦と風と」の販売を始める。28日は関市本町の本町BASE、6月4日午前は市場内の事務所で取り扱う。1本850円で、売り上げ1本につき100円を認定NPO法人「難民を助ける会(AAR)」を通じて支援金に充てる。「誰にでも飲みやすい味に仕上げた」と購入を呼びかける。

28日から販売するチャリティークラフトビール「空と麦と風と」28日から販売するチャリティークラフトビール「空と麦と風と」
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