研究用濃縮装置などを手掛ける株式会社バイオクロマト(神奈川県藤沢市)が、地元の魅力を集結させた新名物づくりに挑戦。2025年8月中旬、直営レストランを併設したクラフトビール醸造所「藤沢ビールハウス」を藤沢市本町に開業し、商標登録済みの地ビール「藤沢ビール」を中心に地域共創型メニューを展開する。
目次
研究機器メーカーだからこそ実現した本格派クラフト

バイオクロマトは香り分析装置などの理化学機器で培った技術をビール造りに応用。味と香りを科学的に追求した高品質な一杯を提供する。
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● 地元食材コラボ
‐地元産ハッカを使ったペパーミントエールなど季節限定ビール
‐藤沢の総菜店×パン店が共同開発する「藤沢ハンバーガー」など幅広いフードメニュー
サステナブルなアップサイクルモデル
仕込みで出る廃棄麦芽をたい肥化し、藤沢の農園で再利用→そこで収穫した野菜を店内の料理に使用。地域内で資源が循環する仕組みを構築する。
事業計画と将来ビジョン
- 初年度(2025年): 約4,000ℓ(半年)の醸造を予定
- 2年目以降: 年間2万ℓへ拡大、5年後には3万6,000ℓを視野
- 長期展望: 藤沢市内に専用工場を建設し、地域ブランドを全国に発信
代表コメント

「藤沢の人・モノ・文化を掛け合わせ、新たな価値をビールとレストランを通じて届けたい。地域ブランド強化と人材採用にもつなげる」――代表取締役・木下一真氏。
施設概要(予定)

項目 | 内容 |
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名称 | 藤沢ビールハウス |
所在地 | 神奈川県藤沢市本町1-12-19 |
オープン時期 | 2025年8月中旬 |
併設 | ブルワリー&レストラン |
主要銘柄 | 「藤沢ビール」シリーズ(例:ハッカエール) |
ビアなび注目ポイント
- 研究機器メーカーの技術が詰まった“理科室クラフト”
- 飲むだけで藤沢の食と文化を味わえるコラボメニュー
- 廃棄麦芽アップサイクルなど環境配慮の取り組み
藤沢の新しい乾杯スポットとして、開業日にはぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。