「第三のビール」の終焉が見えてきた——サッポロGOLD STAR・麦とホップのビール化と、10月酒税改正の全貌【6/19】

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今週最大のニュースは、静かに、しかし確実に業界を揺らしている。サッポロビールが6月17日、「GOLD STAR」と「麦とホップ」の2ブランドを10月の酒税改正に合わせてビールに格上げすると発表。サントリー・キリンに続き大手4社の方針が出揃い、「第三のビール」という市場カテゴリーの消滅が現実になってきた。今日は、この大きな業界変化の読み解きと、今週発表された注目の新情報——ヱビスビール×矢沢あいの第2弾コラボ、伝説のホップ「ソラチエース」誕生日フェスの開催——をまとめてお届けする。

目次

⚡ 「第三のビール」の終わりが始まった——大手4社出揃い、10月に業界が変わる

今週最大のビール業界ニュースは、サッポロビールが6月17日に発表した「GOLD STAR」と「麦とホップ」のビール化だ。10月1日施行の酒税改正で、ビール・発泡酒・第三のビールの税率が統一されることに対応するもので、麦芽使用率を現行の50%未満から50%以上に引き上げ、麦由来の蒸留酒の使用もとりやめてビールとして販売する。

これにより、大手4社すべての10月以降の方針が出揃った。

メーカー対象ブランド10月以降の対応
アサヒビールクリアアサヒビール化の方向で検討中
キリンビール本麒麟2026年下期にビール化予定
サントリー金麦10月以降にビール化・同価格帯で展開方針
サッポロGOLD STAR・麦とホップ10月以降にビール化(6/17発表)

🍺 クラフトビールへの影響は?

この動きはクラフトビール市場にも間接的な追い風をもたらすと見られる。「第三のビール」という低価格帯が縮小することで、消費者の選択肢が「安いビール全般」から「飲みたいビール」へシフトする可能性があるからだ。

📊 2026年10月 酒税改正の骨子

  • ビール(350ml換算):9.1円 減税(約77円→約68円)
  • 第三のビール(350ml換算):7.26円 増税
  • 発泡酒(350ml換算):7.26円 増税
  • 結果:3カテゴリーの税率が統一され、価格差が縮小
  • 影響:「安さで第三」という理由が消え、クラフト含むビール全体が競争の場に

💴 サントリー・サッポロが10月の価格改定方針を発表——各社の戦略を読む

サッポロビールとサントリーは、10月の酒税改正に合わせた価格改定方針を相次いで発表した。

サントリーは「金麦」の店頭想定価格を現行の197円から206円程度に引き上げる。ただし、ビール化後もほぼ同価格帯で展開する方針で、消費者への影響を最小限に抑える戦略だ。一方、「-196無糖」などRTD(アルコール缶飲料)121品目は7円程度の値上げ方針を明らかにした。

サッポロは「GOLD STAR」「麦とホップ」の具体的な価格については「夏以降に発表」とし、現時点では未定。ただし現行の350ml缶198円前後という価格帯を意識した設定になるとみられる。

📅 消費者への影響まとめ
・「第三のビール」は実質10月以降に消滅または大幅縮小
・ビールは減税で手頃感が増す→クラフトビールとの価格差がさらに縮小
・RTD(缶チューハイ等)は増税で値上がり
・「ビール=高い」という固定観念が崩れ、クラフトビールが選ばれやすくなる可能性

🎨 ヱビスビール×矢沢あい 第2弾——「美人画と宵祭り」が東京・名古屋で開幕

サッポロビールが6月17日に発表した「ヱビスビール×矢沢あい 共創企画第2弾」が注目を集めている。「ベルサイユのばら」「NANA」など数多くの名作で知られる漫画家・矢沢あいと、ヱビスビールが共同制作するアート展示の第2弾だ。

タイトルは「ヱビスの美人画と宵祭り」。日本の夏祭りをテーマに、矢沢あいが描き下ろした美人画と、ヱビスビールの世界観が融合したインスタレーション展示となる。

東京開催2026年7月8日(水)〜
会場:恵比寿ガーデンプレイス(詳細は公式サイトで要確認)
名古屋開催2026年7月13日(月)〜
会場:名古屋市内(詳細は公式サイトで要確認)
コンセプト夏祭り×美人画×ヱビスビールの世界観
公式sapporobeer.jp/yebisu/

第1弾も大きな反響を呼んだコラボだけに、今夏の恵比寿は矢沢あいの世界とヱビスビールに染まる。アート好き・ビール好きはスケジュールに今から書き込んでおこう。

🌿 伝説のホップ「ソラチエース」が誕生日を祝う。9月5日・椿山荘東京でフェス開催

サッポロビールが6月17日に発表した「SORACHI BIRTHDAY FEST.2026」が、ホップ愛好家の間で早くも話題になっている。

「ソラチエース」は1984年にサッポロビールが開発した北海道産ホップ品種。ヒノキやレモングラスを思わせる独特の香りが世界のクラフトブリュワーに愛され、現在ではブルックリン・ブルワリーをはじめ世界中の醸造所で使われる“伝説のホップ”として知られる。そのソラチエースが誕生から42年を迎える節目に、初の誕生日フェスが開催される。

🌿 SORACHI BIRTHDAY FEST.2026

  • 開催日:2026年9月5日(土)
  • 会場:ホテル椿山荘東京(東京都文京区)
  • 主催:サッポロビール株式会社
  • テーマ:ソラチエース誕生42周年を祝う特別フェスティバル
  • 内容:ソラチエースを使った各ブルワリーのビール提供・醸造家トーク等(詳細は続報で)

国産ホップの誇りをビールで祝う、ここでしか体験できない特別な一日。クラフトビール好きなら、9月5日は椿山荘に集合だ。

🌸 来週6/30(火)発売!キリン「一番搾り 示温インキデザイン缶」——冷やすと花火が咲く

来週月曜、6月30日(火)に全国発売されるキリン「一番搾り 限定夏示温インキデザイン缶」の発売まであと11日。約10℃以下に冷やすとアサガオや花火の模様がピンク色に浮かび上がる仕掛けの夏限定缶で、3アイテムが展開される。

商品名示温モチーフサイズ
一番搾り 限定夏示温インキデザイン缶アサガオ・花火350ml・500ml
一番搾り 糖質ゼロ 限定夏示温インキデザイン缶夏モチーフ350ml・500ml
一番搾り ホワイトビール 限定夏示温インキデザイン缶アジサイ350ml

冷蔵庫から取り出してグラスに注ぐまでの瞬間に、缶が色を変える演出。宅飲みの話題づくりにも、夏の贈り物にも最高の一本だ。

🍺 今週のまとめ——業界変革とクラフトの未来

今週最大のテーマは「10月の酒税改正で業界地図が塗り替わる」ことだ。大手4社がすべて動き、「第三のビール」という概念が消えていく。しかしこれはクラフトビールにとって、長期的には追い風になる変化でもある。

  • サッポロ GOLDSTAR・麦とホップ ビール化(10月):大手4社出揃い。第三のビール市場が消えるカウントダウン
  • 💴 サントリー・サッポロ 価格改定方針:ビールは減税で手頃に。クラフトビールとの距離がさらに縮まる
  • 🎨 ヱビス×矢沢あい 第2弾「美人画と宵祭り」:7/8東京・7/13名古屋で展示開幕
  • 🌿 SORACHI BIRTHDAY FEST.2026:9月5日・椿山荘東京。伝説のホップ42歳の誕生日フェス
  • 🌸 一番搾り 示温インキ缶(6/30発売):冷やすと花火が咲く夏缶、来週月曜に登場

業界が動く節目の年、2026年の秋に向けて、今こそクラフトビールの立ち位置を見直す好機だ。

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