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ハイネケンの「CO2を96%循環させる」ビール

ビールの発酵工程や排水処理工程など、様々な工程でCO2を排出しているビール業界。国内におけるCO2排出量削減の取り組みは、どのように進められているのだろうか。

ビール酒造組合の2022年の報告書によると、同業界は、2030年度のCO2総排出量を42.3万トン(2013年度比26%削減)にするという目標を定めている(※1)。

2020年度は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う生産活動量の低下により、CO2総排出量が39.4万トンとなったが、この状況は特殊であるとの認識を示している。

また、日本が2050年カーボンニュートラルを目指すと宣言したことを受け、2030年度目標の見直しが必須であるとの認識も持っているという。このような状況のなか、同業界はいかにして、さらなるCO2排出量の削減を進めていけばいいのだろうか。

ビール大手のハイネケンは2022年3月、ハイネケン・アイルランドが、ビールの発酵工程で発生するCO2を捕集し、ビールを炭化する際に再利用していると発表した。他にも、樽や容器を加圧するときなどに、捕集したCO2を使っているという。

ビールの発酵工程や排水処理工程など、様々な工程でCO2を排出しているビール業界。国内におけるCO2排出量削減の取り組みは、どのように進められているのだろうか。

ビール酒造組合の2022年の報告書によると、同業界は、2030年度のCO2総排出量を42.3万トン(2013年度比26%削減)にするという目標を定めている(※1)。

2020年度は、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う生産活動量の低下により、CO2総排出量が39.4万トンとなったが、この状況は特殊であるとの認識を示している。

また、日本が2050年カーボンニュートラルを目指すと宣言したことを受け、2030年度目標の見直しが必須であるとの認識も持っているという。このような状況のなか、同業界はいかにして、さらなるCO2排出量の削減を進めていけばいいのだろうか。

ビール大手のハイネケンは2022年3月、ハイネケン・アイルランドが、ビールの発酵工程で発生するCO2を捕集し、ビールを炭化する際に再利用していると発表した。他にも、樽や容器を加圧するときなどに、捕集したCO2を使っているという。

ハイネケン・アイルランドのブルワリーは、発酵工程で2千トン以上のCO2を捕集。ブルワリーから出るCO2の96%を回収し、有効利用している。まさに、「CO2循環ブルワリー」と言えるだろう。

ハイネケン・アイルランドは、CO2の循環だけでなく、CO2削減にも意欲的な姿勢を見せている。2018年以降、製造に伴うCO2排出量を28%削減しており、2030年までには、ブルワリーのゼロエミッションを実現するという目標を掲げている。

ハイネケンは2021年、2040年までにバリューチェーン全体で、カーボンニュートラルを達成するという目標を発表した。同社は、世界的なブルワーとしては初めて、バリューチェーン全体でのカーボンニュートラルを目指すという。

ハイネケンといえばグリーンがシンボルカラーだが、CO2を再利用して作った”グリーン”なビールも、ブランドの象徴となるかもしれない。

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